骨伝導イヤホンのデメリットは?メリットや後悔しないための対策も紹介

骨伝導イヤホンの仕組み

「骨伝導イヤホン」とは、骨を通じて内耳を直接振動させ、脳に音(骨導音)の情報を届ける仕組みのイヤホンです。骨伝導イヤホンを装着すると、本体に内蔵された振動素子が頭蓋骨を振動させます。骨伝導技術自体の歴史は古く、聴覚障害者の補聴器にも採用されてきました。

なお、骨伝導イヤホンに対して一般的なイヤホンは、空気の振動を鼓膜に伝えて脳に音の情報を届ける仕組みであり、「空気伝導(空気振動)イヤホン」とも呼ばれています。普段私たちが周囲の音を耳で聞き取れるのも、実は空気伝導のメカニズムによるものです。

骨伝導イヤホンのデメリット

ここでは、骨伝導イヤホンのおもなデメリットについて紹介します。

音漏れしやすい

骨伝導イヤホンは、耳をふさがずに頭蓋骨や製品の筐体そのものを振動させて音を伝える構造のため、どうしても音漏れしやすい特性があります。音量を上げれば上げるほど、音漏れのリスクは高まります。

また、音漏れの際に、骨伝導イヤホン特有の振動音が気になる場合もあるでしょう。混雑した電車内や静かなオフィス、狭いエレベーター内などで骨伝導イヤホンを使用する場合は、周囲の人に迷惑がかかるかもしれません。

振動や締め付けによる不快感がある

人によっては、骨伝導の振動を不快に感じる方もいます。不快感だけでなく、体質によっては骨伝導の仕組み自体が合わず、使用を継続できないというケースもあるでしょう。

また、多くの骨伝導イヤホンはこめかみ付近を挟み込むように固定して装着するため、装着部分が締め付けられる感覚も出やすくなります。長時間でも快適に装着し続けられるかどうか、イヤホンの購入前に確認が必要です。

音質が劣る・変化する

骨伝導イヤホンはその特性上、特に低音域がクリアに聴こえづらいといわれています。「重低音の迫力や深みがほしい」「音の細かいニュアンスまでとらえたい」といった方には、骨伝導イヤホンはあまり向いていないといえるでしょう。

また、イヤホンの装着位置や角度がずれると、音の聴こえ方が変わる可能性があります。製品ごとに正しい装着位置や角度、フィット感を調整し、最適な音質を得られるようにすることが大切です。

骨伝導イヤホンのメリット

骨伝導イヤホンは「音漏れしやすい」といわれる一方で、耳をふさがないオープンイヤー型イヤホンであるため、周囲の音を聞き取りやすい点はメリットです。

例えば、近づいてきた車の音に気付けるので、屋外でランニング中にイヤホンを使用していても比較的安全です。また、イヤホンを使用しながらでも、他人と自然にコミュニケーションを取れます。

骨伝導イヤホンには耳を密閉するような圧迫感はないため、骨の振動や締め付けさえ不快に感じなければ、長時間装着できる点も魅力でしょう。

なお、以下の記事では、ランニング向けイヤホンについて解説しています。興味がある方はぜひ参考にしてください。

骨伝導イヤホンの危険性は?

骨伝導イヤホンの仕組みを踏まえ、「振動による体への悪影響はないのか」と不安に思う方もいるかもしれません。

しかし私たちは、普段自身が発する声や咀嚼音を骨導音として認識しており、骨伝導イヤホンはその仕組みを利用したものです。そのため通常の使い方をしている限りでは、基本的には安全性に問題はないでしょう。

しかし、骨伝導イヤホンに限らず、音量を過度に上げた状態によるイヤホンの使用は耳にとっては悪影響です。骨伝導イヤホンの場合は、周囲の音を聞き取りやすいが故に、騒がしい環境下などで必要以上に音量を上げてしまうことがあります。適切な音量に設定して、耳への負担を減らすよう心がけましょう。

骨伝導イヤホンのデメリットへの対応策

骨伝導イヤホンのデメリットがどうしても気になる場合には、以下のような対応策も検討してみてください。

空気伝導のオープンイヤー型イヤホンを選ぶ

耳をふさがないオープンイヤー型イヤホンには、骨伝導タイプのほか、先述した空気伝導タイプのイヤホンがあります。空気伝導イヤホンは、低音から高音までクリアに聴こえる製品が多く、骨伝導イヤホンよりも高音質で音楽鑑賞をしやすい点が特徴です。

【関連記事】
オープンイヤーイヤホンとは?メリットや選び方、おすすめ製品を徹底解説

骨伝導イヤホンのような骨の振動も気にならないため、軽量で締め付け感のない形状の空気伝導イヤホンを選べば、長時間装着していても快適に過ごせるでしょう。

なお、オープンイヤー型イヤホンについては、以下の記事でさらに詳しく解説しています。

シーンに応じてイヤホンを使い分ける

複数の種類のイヤホンを、場面ごとに使い分ける方法もおすすめです。シーンごとに、どのようなイヤホンが向いているのかについて解説します。

通話やオンライン会議をする時

通話やオンライン会議をする時には、相手や自分の声が明瞭に聞こえれば問題ありません。低音域が聴こえにくいとされる骨伝導イヤホンでも、支障なく活用できるでしょう。

最近では、オープンイヤー型イヤホンでも独自の技術やAIの搭載によって、騒がしい環境下でも雑音をカットし、相手に自分の声だけをクリアに届けられる機能もあります。このような機能を活用できる製品を選ぶこともおすすめです。

音楽鑑賞をする時

耳を密閉するカナル型イヤホンは、音のこもりや耳の蒸れ、周囲の音が聞こえないなどのデメリットがあります。快適に音楽を聴きたい方は、空気伝導イヤホンなどのオープンイヤー型イヤホンがおすすめです。

また、「骨伝導イヤホンのデメリット」の章でお伝えした理由からも、音楽鑑賞には骨伝導イヤホンよりも空気伝導イヤホンが向いているといえるでしょう。

空気伝導イヤホンには、オープンイヤー型イヤホンのほか、ヘッドホンのようなオーバーヘッド型の製品も存在します。繊細な音色をとらえられたり、重低音の迫力を得られたりすれば、満足感が高まるでしょう。

スポーツ・アウトドアをする時

耳をふさがないイヤホンは、運動時に使用しても耳が蒸れません。そのメリットを活かし、オープンイヤー型イヤホンは骨伝導・空気伝導を問わず、スポーツ・アウトドアシーン向けの製品が豊富です。

どちらのタイプのイヤホンを選んでも構いませんが、防水性能の高さには注意を払いましょう。防水性能が高ければ、運動中にかいた汗や突然降ってきた雨でイヤホンが濡れても、故障するリスクを減らせます。さらにネックバンド型なら、体を動かしてもしっかりとフィットするでしょう。

ぴったりの一台を見つけるなら「nwm(ヌーム)」のオープンイヤー型イヤホン

「イヤホン選びで迷っている」「シーンごとに適したイヤホンを見つけたい」という方には、nwm(ヌーム)の空気伝導オープンイヤー型イヤホン「耳スピ」がおすすめです。「耳スピ」は「耳スピーカー」の略で、イヤホンなのに、まるでスピーカーのような開放感と臨場感のあるサウンドを味わえるという特徴があります。

また、音が出る箇所から一定距離のところで+と-を逆にした音波同士によって音を打ち消し合い、音漏れを抑制するNTTの独自技術「PSZ(パーソナライズドサウンドゾーン)」を搭載しています。これにより、骨伝導イヤホンにありがちな「音漏れしやすい」というデメリットを抑えることが可能です。

さらに、上位モデルには「Magic Focus Voice(マジックフォーカスボイス)」を搭載しています。騒がしい環境下での通話やオンライン会議などにおいても、この技術によって自分の声を相手へクリアに届けられます。

今回は、以下の4 製品について紹介します。

製品 製品画像 連続再生時間 質量 防塵・防水性能 ワイヤレス/有線 マイクの有無
nwm DOTS 本体のみ約8 時間
充電ケース込み約32 時間
片耳約8 g IP54 相当 完全ワイヤレス
nwm GO nwm GO フォグブラック 最大10 時間 約20 g IP55 相当 ワイヤレス
nwm WIRED 全体約16 g
※コード含む
本体約7.2 g
※コード除く
IPX4 相当 有線
nwm ONE 最大20 時間 約185 g ワイヤレス
※有線にも対応


快適な装着感が魅力の完全ワイヤレスイヤホン「nwm DOTS」

nwm DOTSは、PSZとMagic Focus Voiceの両技術を搭載した、完全ワイヤレスタイプのオープンイヤー型イヤホンです。片耳約8 gと軽量で、付属のテールチップにより装着感の調整もできます。また、マルチポイントに対応しており、2 台のBluetooth対応機器に対し同時に接続することも可能です。

通勤・通学やリモートワークなどの日常使いから、長距離のフライトなどといった特別な場面まで、幅広いシーンでイヤホンを活用したい方にはnwm DOTSが適しています。

カラーバリエーションは、以下の5 種類です。

  • チャコールブラック
  • ストーンホワイト
  • マスタードイエロー
  • バーガンディレッド
  • モスグリーン

▼体験者の声
音楽を聴きながら家族に音漏れを確認してもらったところ、オープンイヤー型イヤホンとしては音漏れがきちんと抑制されている印象でした。音のこもりがなく、どの音域もバランス良くクリアに聴こえるため、ストレスのないリスニング体験ができます。

Magic Focus Voice PSZ

オープンイヤー型 完全ワイヤレス 耳スピーカー

nwm DOTS

セール価格¥24,200 (税込)
カラー : チャコールブラック
詳細を見る

ネックバンド型でアクティブシーンに最適な「nwm GO」

nwm GOは、ネックバンド型で安定した装着感がある、アクティブシーンにおすすめのモデルです。IP55 相当の防塵・防水性能があり、アウトドア使用時における突然の雨にも対応できます。

ネックバンド部分は柔軟性に優れており、かつ重さも約20 gと軽量なので、負担なく装着可能です。ネックバンド型の骨伝導イヤホンについて「振動や重さなどの使用感・装着感が合わなかった」「音質に慣れなかった」という方は、nwm GOを検討してみてはいかがでしょうか。

カラーバリエーションは、以下の3 種類です。

  • フォグブラック
  • グレイシャーホワイト
  • ソイルベージュ

▼体験者の声
ネックバンドタイプのイヤホンはかさばりがちですが、nwm GOは無駄がないデザインでコンパクトです。骨伝導イヤホンと比べて圧迫感がなく、ずっしりとした重みも感じないので、着けっぱなしにしていても痛みなどは生じませんでした。

PSZ

オープンイヤー型 ネックバンドワイヤレス 耳スピーカー

nwm GO

セール価格¥16,500 (税込)
カラー : フォグブラック
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ワークシーンでも安心な有線イヤホン「nwm WIRED」

nwm WIREDは、有線タイプのオープンイヤー型イヤホンです。有線接続のため接続トラブルやバッテリー切れの心配がなく、ワイヤレスタイプに比べて音の遅延も少ないことから、オンライン会議をはじめとするワークシーンや、ゲーム、動画視聴などに最適です。

接続ケーブルは3.5 mmステレオミニプラグとUSB Type-Cの2 種類があり、使用デバイスに合わせて選べます。リーズナブルな価格で、初めて使用するオープンイヤー型イヤホンとしてもおすすめです。

カラーバリエーションは、以下のとおりです。

〈nwm WIRED(3.5 mm)〉

  • ダークブラウン
  • ホワイトベージュ
  • ネイビーブルー
  • ミントグリーン
  • コーラルピンク

〈nwm WIRED(USB Type-C)〉

  • ダークブラウン
  • ホワイトベージュ

▼体験者の声
nwm WIREDは、通話用マイク付きの物理ボタンで簡単に操作できました。ピンク系やグリーン系の華やかなカラーも用意されているので、リーズナブルな価格だからこそ、その日の気分やファッションに合わせて使い分けても楽しめます。

PSZ

オープンイヤー型 有線 耳スピーカー

nwm WIRED (3.5mm)

セール価格¥4,950 (税込)
カラー : ダークブラウン
詳細を見る
PSZ

オープンイヤー型 有線 耳スピーカー

nwm WIRED (USB Type-C)

セール価格¥5,940 (税込)
カラー : ダークブラウン
詳細を見る

高音質×洗練デザインのオーバーヘッド型「nwm ONE」

nwm ONEは、「耳スピ」シリーズのなかでも特に音質にこだわったオープンイヤーのオーバーヘッド型モデルで、音楽鑑賞に最適です。PSZとMagic Focus Voiceの両技術に加え、中高域用と低域用の2 wayドライバーの搭載により、高音質なプレミアムサウンドを実現しています。

また、耳をふさがず軽い側圧のため、長時間快適に使用できます。スタイリッシュなデザインで、ファッションとしても取り入れやすいでしょう。

カラーバリエーションは、以下の2 種類です。

  • ダークグレイ
  • ライトグレイ

▼体験者の声
左右のスピーカー部分を耳の角度に合わせて調整できるので、耳の穴に対してまっすぐに音が届きました。「耳スピ」シリーズのなかで、特に低音域の再現性が最も優れているモデルかなと感じました。nwmの専用アプリで好みの音質に調整して、さらに音にこだわれます。

Magic Focus Voice PSZ

オープンイヤー型 オーバーヘッド 耳スピーカー

nwm ONE

セール価格¥39,600 (税込)
カラー : ダークグレイ
詳細を見る

骨伝導イヤホンの特徴を踏まえて後悔のないイヤホン選びを!

骨伝導イヤホンのデメリットとしてよく挙げられるのは、音漏れのしやすさ・振動や締め付けによる不快感・音質の劣化といった点です。一方で、耳をふさがないため、周囲の音を聞き取りやすいというメリットもあります。

耳をふさがず、かつ振動や締め付けも気にしたくないという方には、オープンイヤー型の空気伝導イヤホンもおすすめです。

nwm(ヌーム)のオープンイヤー製品なら、PSZ技術によって音漏れも抑えられます。さまざまな選択肢のなかから、ぜひ理想のイヤホンを選んでください。

 

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