調査サマリ
自転車運転中のイヤホン違反基準に認識ギャップ。
約9割が「理解している」と自認するも、正しい基準を選べたのは約1割。
違反の境界線は、「周囲の音が聞こえるか」。
- およそ5人に1人が自転車運転中にイヤホンを使用。イヤホンは耳をふさぐタイプが過半数。
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約8割が"ヒヤリハット"を経験。
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「青切符制度」認知は9割超。自転車が対象と正確に理解しているのは約7割。
- 過半数が「知らないうちに違反しそう」と不安を抱える。一方、約半数が音声ナビを利用し、「耳からの情報取得」が定着。
- 自転車運転中のイヤホンの違反基準について、9割近くが「理解している」と自認するも、実際に正しい基準を選べたのは約1割。"わかっているつもり"の認識ギャップが浮き彫りに。
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正しいルールを知った4割超が、オープンイヤー型でのイヤホン使用継続へ転換意向あり。
- 自転車運転中にイヤホンを使用する人のうち、オープンイヤー型イヤホンの認知は約9割。購入意向は8割超。
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約半数が情報として「安全に使える製品の選び方」を最も求めている。正確な情報発信が不安を行動変容へと転換させる鍵に。
調査について
『自転車の安全利用と「青切符制度」に関する意識調査』
<スクリーニング調査>
調査対象:全国の16歳~69歳の男女8,284名
調査方法:インターネット調査
<本調査>
調査対象:自転車に月数回以上乗り、イヤホン・ヘッドホンを使用する男女550名
実施時期:2026年2月26日(木)~2026年2月27日(金)
調査方法:インターネット調査
有効回答数:549サンプル
*掲載いただくときは、『nwm(ヌーム) 自転車の安全利用と「青切符制度」に関する意識調査』と記載ください。
*スクリーニング調査により条件該当者を抽出し、本調査を実施。
*小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100にならない場合がございます。
調査結果詳細
およそ5人に1人が自転車運転中にイヤホンを使用。
イヤホンは耳をふさぐタイプが過半数。
事前調査で、全国の8,284人に「自転車に乗る際、イヤホンまたはヘッドホンを使用することがありますか」と尋ねたところ、「よく使用する」(9.3%)、「たまに使用する」(11.3%)を合わせ、20.6%に使用経験があることがわかりました。

およそ5人に1人が自転車運転時にイヤホンを利用しているという結果になり、自転車運転中のイヤホン使用が少なくないことが明らかになりました。
「自転車に乗るときに使用しているイヤホンのタイプ」については、「耳をふさぐタイプのワイヤレスイヤホン」が50.2%で最多。次いで「オープンイヤー型のワイヤレスイヤホン」(31.4%)、「耳をふさぐタイプの有線イヤホン」(29.9%)となりました。

オープンイヤー型の使用も一定数ありますが、自転車運転中においても耳をふさぐタイプのワイヤレスイヤホンの使用が多いことが明らかになりました。
約8割が"ヒヤリハット"を経験。
事前調査の結果を踏まえ、「自転車に月数回以上乗り、イヤホン・ヘッドホンを使用する人」549名を対象に深堀りしたところ、「これまで自転車運転中にイヤホン使用で危険を感じたことがある」人は合わせて77.4%に。

自転車運転中に”ヒヤリハット”を経験している人が多く、音の情報が制限されることで周囲の状況把握に影響が生じる場面があることがうかがえます。
「青切符制度」認知は9割超。
一方、自転車が対象と正確に理解しているのは約7割。
2026年4月から自転車の交通違反にも交通反則通告制度(青切符制度)が適用されることに対する認知率については、「内容まで詳しく知っている」(52.3%)、「聞いたことがあり、ある程度内容も知っている」(39.0%)を合わせると91.3%に。

世の中に新制度導入のニュースが広く浸透していることから、認知率が極めて高いことがうかがえます。
「内容をある程度知っている」、「聞いたことはあるがよく知らない」と回答した方に、「青切符制度の理解として近いもの」を聞くと、「自転車運転者も対象になると理解している」(71.2%)が最多。一方で、「自動車を対象としたもので、自転車は対象外だと理解していた」(23.6%)という回答も。

正しい理解が進む一方で、「自動車向けの制度」と認識したまま4月を迎えようとしている層が約4人に1人存在しており、制度認知と内容理解の間にギャップがあることが浮き彫りになりました。
続いて、「自転車への青切符制度でどのような行為が対象になると思うか(※2)」について聞いたところ、「一時停止違反」(65.4%)が最多となり、「ながらスマホ運転」(55.9%)、「信号無視」(52.6%)、「イヤホン使用」(41.5%)と続く結果に。

基本の交通ルールについては、比較的認知が高い傾向がみられました。
過半数が「知らないうちに違反しそう」と不安を抱える。
一方で、約半数が音声ナビを利用し、「耳からの情報取得」が定着。
「青切符制度が自転車にも適用されることについて、不安に感じることはありますか」という質問に対しては、「知らないうちに違反してしまいそう」(51.2%)、「反則金の金額が心配」(40.3%)、「イヤホンが使えなくなるのは不便」(33.5%)が上位に。

半数以上が「知らないうちに違反してしまいそう」と回答しており、制度の理解や判断基準に不安を感じている様子がうかがえます。「禁止なのか、条件があるのか」といった点が十分に伝わっていないことが、不安の背景の一つと考えられます。
こうした「知らないうちに違反してしまいそう」という不安がある一方、自転車運転中の「耳からの情報取得」はすでに多くの利用者の生活に根付いていることが本調査で明らかになりました。
「自転車運転中に地図やナビを確認する際、どのような方法を利用していますか」と聞いたところ、「音声ナビゲーションを利用している」と回答した人が47.7%に。

デリバリーやシェアサイクルなども広く普及している現代において、自転車運転中のナビ確認には音声による案内が一定程度利用されていることがうかがえます。
さらに、音声ナビゲーションの利点については「音で情報が入ってきて便利・安心」(65.5%)が最多となり、「画面を見るために自転車を止める手間がなくて良い」(39.0%)と続きました。

自転車運転中の音声ナビゲーションに対し、音による情報取得の利便性や安心感が評価されていることがうかがえます。
また、画面確認のために自転車を停止する手間が省ける点も利点として認識されており、自転車での移動における情報取得のあり方が、視覚だけでなく聴覚にも広がっている実態が示されました。
自転車運転中のイヤホンの違反基準、9割近くが「理解している」と自認するも、実際に正しい基準を選べたのは約1割。
"わかっているつもり"の認識ギャップが浮き彫りに。
「自転車運転中のイヤホン使用における違反基準を正しく理解していると思いますか」という質問に対し、「理解している」と回答した人は合わせて88.2%に達しました。

多くの人が正しく理解できていると自認していることがわかりました。
さらに、「何が違反になると思いますか(※2)」を尋ねたところ、「両耳イヤホンのみ違反になる(片耳ならOK)」が46.8%と半数近くに。「イヤホンを使用すること自体が一律で違反になる」(35.2%)、「音量が大きい場合のみ違反になる」(29.1%)と続きました。

実際には、イヤホンの使用や装着方法そのものではなく、『安全な運転に必要な音や声が聞こえない状態』が違反対象とされています。
そのため、「周囲の音や声が聞こえる状態であればOK」のみが正しい基準となりますが、これを選んだ人は14.0%にとどまりました。イヤホン使用の違反基準に関する理解には、自認との間にギャップがある様子がうかがえる結果となりました。
正しいルールを知った4割超が、オープンイヤー型でのイヤホン使用継続へ転換意向あり。
自転車運転中のイヤホン利用について、実際には、
「イヤホンを片耳のみに装着しているときや、オープンイヤー型イヤホンや骨伝導型イヤホンのように、装着時に利用者の耳を完全にはふさがないものについては、 安全な運転に必要な音又は声が聞こえる限りにおいて違反にはならない」
出典:警察庁「自転車ルールブック」
https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/bicycle/portal/pdf/guide_traffic-rules.pdf
とされているなかでの見解を尋ねたところ、「周囲の音が聞こえるイヤホンなら使用したいと思う」(45.9%)、「これまで誤解していたことに気づき、安心した」(25.3%)、「今後はより慎重に製品を選びたい」(17.1%)と回答が続きました。

自転車運転中のイヤホン利用に関するルールが明確化されたことで、回答者の多くが周囲の音が聞こえるタイプのイヤホンであれば使用を検討する意向を示しました。
また、これまでの誤解が解消されたことに対する安心感や今後の製品選びへの意識の高まりも見られたことで法規に適合した安全なリスニングスタイルへの転換意向が明確に示されました。
「青切符制度を受けて、イヤホンの利用スタイルを見直そうと思いますか」と聞いたところ、33.5%が「すでに見直している」と回答。「見直したいと思っていて、代替案を検討している」(45.4%)、「見直したいが、具体的な代替案がわからない」(13.8%)を加えると、見直し意向を持つ回答は合計92.7%となりました。

自転車運転時にイヤホンを使用している多くの人が青切符制度を受けてイヤホンの利用スタイルを見直す意向を持っており、すでに見直している、あるいは代替案を検討している人も一定数見られ、自分たちの生活にダイレクトに関わる法改正に対し、ライフスタイルを順応させようとする「自衛意識」が顕著に現れる結果となりました。
自転車運転中にイヤホンを使用する人のうち、オープンイヤー型イヤホンの認知は約9割。購入意向は8割超。
「耳をふさがないタイプのイヤホン(オープンイヤー型・骨伝導など)の認知度」について、「知っている」と回答した人は合わせて89.6%に達し、そのうち使った経験がある人は53.0%にのぼりました。

コロナ禍を経てオンライン会議やリモートワークが定着化し、耳をふさがないイヤホンが各社よりラインナップされていることから認知率は高く、使用経験者は半数以上と、製品カテゴリとしての認知は十分に浸透しています。
一方で「知っているが使用したことはない」と回答した人は36.6%にのぼり、認知が購入・使用行動に直結していない実態も明らかになりました。
そのニーズの高さは、購入意向にも明確に表れています。
「自転車運転のために耳をふさがないイヤホンを購入・使用したいと思いますか」という質問に対し、82.0%が購入の意向があると回答しました。
「購入・使用したい理由」として、「周囲の音が聞こえない状態は、怖い・危険だと再認識したから」(62.4%)が最多、次いで「青切符(取締り)の対象になることを避けたいから」(44.9%)となりました。

危険だから変えたいという内発的な安全意識と、捕まりたくないという外発的な法令遵守意識の両面から購入意向が形成されており、オープンイヤー型イヤホンへの需要が安全・利便・コンプライアンスの三軸で支えられていることがうかがえます。
約半数が情報として「安全に使える製品の選び方」を最も求めている。
正確な情報発信が不安を行動変容へと転換させる鍵に。
「自転車の安全利用について、今後どのような情報があれば役立つと思いますか」 という質問において、「自転車運転時に安全に使える製品(イヤホン等)の選び方」(49.0%)が最多となり、以下「反則金の金額や手続き」(42.1%)、「違反の具体的な判断基準」(34.1%)となりました。

自転車の安全利用について、安全な製品の選び方、反則金の金額や手続き、違反の具体的な判断基準に関する情報へのニーズが高いことが明らかになりました。
また、安全運転のコツやマナーに関する情報も一定の割合で求められていることがうかがえます。
※2 正解不正解や知識を測るものではございません。
考察
本調査では、「青切符制度」の認知度が9割を超える一方で、自転車運転中のイヤホン使用に関する違反基準を正しく理解しているのは約1割にとどまっており、「何が違反になるのか」という判断基準が利用者に十分に届いていない実態が浮き彫りになりました。
その結果、半数以上が「知らないうちに違反しそう」という不安を抱えており、特に「片耳なら大丈夫」という誤認は安全を損なうだけでなく、知らないうちに違反者となるリスクも孕んでいます。こうした不安と誤解の解消こそが、正しい行動変容への第一歩となります。
また、多くの利用者が音声ナビの利便性を享受している現代において、イヤホンを完全に排除するのではなく、周囲の音を遮断しないオープンイヤー型という選択肢が、安全性と利便性の両立という観点から注目されていることが、本調査の結果からうかがえました。
nwm(ヌーム)は、音のテクノロジーを通じて自転車の安全利用を推進します。単に製品を提供するだけでなく、適切な音量設定や走行マナーを含めた情報発信を強化してまいります。その一環として、2026年4月から5月にかけて、新制度に合わせた安全啓発イベントの実施も検討中です。
今回の法改正をきっかけに、自転車利用における安全意識や利用スタイルの見直しが社会全体で進みつつあります。本調査でも、制度への理解や安全な利用方法について関心が高まっている様子がうかがえました。こうした動きを受け、当社としても自転車利用者が安心して移動できる環境づくりに貢献できるよう、正しい情報発信と製品提案を通じて安全な利用の啓発に取り組んでまいります。
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耳をふさがないから、周囲の音が聞こえて安心。
nwmのオープンイヤー型デバイス「耳スピ」

nwmのオープンイヤー型デバイス。イヤホンなのに、まるでスピーカーのような開放感と臨場感のあるサウンドであることから「耳スピーカー」、略して「耳スピ」という愛称でシリーズ展開中。NTT独自のPSZ(パーソナライズドサウンドゾーン)技術などの搭載により、耳をふさがないのに音漏れしにくく、周囲の音も聞こえるのでコミュニケーションも快適です。
製品ページ:https://nwm.global/collections/nwm-products