
オープンイヤー型イヤホンを購入した方や、興味がある方のなかには、「正しい付け方がわからない」と不安に感じる方もいるのではないでしょうか。
オープンイヤー型は耳をふさがない構造のため、従来のイヤホンとは装着のコツが異なり、誤った付け方では音質や快適さに影響することもあります。
この記事では、オープンイヤー型イヤホンの正しい付け方について詳しく解説します。また、快適に装着するためのポイントもシーン別に解説するため、ぜひ参考にしてください。

オープンイヤー型イヤホンとは、耳をふさがずに装着できる新しいタイプのイヤホンです。
従来のように耳のなかに差し込む構造ではなく、耳の外側に引っ掛ける、または耳の近くにスピーカー部分を配置するデザインが採用されています。そのため、耳への圧迫感や蒸れを感じにくく、長時間の使用でも負担が少ないことが特徴です。
また、周囲の音を遮断しないため、音楽やラジオを楽しみながら外の音も自然に聞き取ることができます。会話をしながらの使用、家事や運動中のリスニングなど、イヤホンを外さずに「ながら聴き」を快適に楽しめる点が大きな魅力です。
オープンイヤー型イヤホンについては、以下の記事で詳しく紹介しています。
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オープンイヤー型イヤホンのメリットを最大限に引き出すためには、正しく装着することが重要です。
耳をふさがない構造のため、付け方次第で音の聴こえ方や安定感が大きく変わります。誤った装着では、音漏れが増えたり耳が痛くなったりする場合もあるため、基本的な付け方について押さえておくことが大切です。
ここでは、「本来の音質を引き出す」「音漏れを抑える」「快適に装着する」の3つの観点から解説します。
オープンイヤー型イヤホンは、耳をふさぐことなく、耳穴の近くに配置したスピーカーを通して音楽などを聴きます。そのため、一見問題なく装着できているようでも、スピーカー部が耳穴からズレていると、本来の音質・音圧で楽しめません。
イヤホンのパフォーマンスを十分に引き出すためにも、以下の点を守りましょう。
上記のポイントを守れば、ベストポジションでイヤホン本来の音を楽しめるでしょう。空気の振動で音を届ける「空気伝導タイプ」のオープンイヤー型イヤホンで見落としがちなポイントなので、ぜひ意識してみてください。
オープンイヤー型イヤホンは耳をふさがない構造のため、従来のカナル型イヤホンなどと比べて音漏れしやすい傾向です。特に、静かな環境や公共交通機関のような空間では、周囲の人に音が聞こえやすくなる場合があります。
しかし、正しく装着すれば、音の向きや広がりを適切にコントロールできるため、音漏れを抑えることが可能です。
また、電車やバスなど人が密集する場所では、音量を控えめに設定するなど周囲への配慮も忘れないようにしましょう。使用環境に合わせて装着位置や音量を調整することにより、快適さとマナーを両立できます。
オープンイヤー型イヤホンの音漏れについては以下の記事で詳しく解説しているため、併せてご覧ください。
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正しく装着できていないと、イヤホンがズレたり落下したりするだけでなく、耳たぶやフック部分に余分な圧力がかかり、痛みを感じることがあります。特に長時間使用する場合には、装着位置のズレが負担につながるため注意が必要です。
装着時は、イヤホンが耳の形に自然に沿う位置を確認し、違和感がある場合には軽く位置を調整しましょう。また、長時間連続で使用せず適度に休憩を挟むことによって、耳への負担を軽減できます。
フィット感を重視して製品を選ぶこともポイントです。例えば、完全ワイヤレスのオープンイヤー型イヤホン「nwm DOTS」は、付属のテールチップや別売りのテールフックにより耳の形に合わせて装着感を調整できるため、安定したフィット感を得やすい構造になっています。
自分の耳に合った形状やサイズを選び、正しい装着を心がけることによって、快適さと音質の両方を最大限に引き出せるでしょう。

ここでは、nwm(ヌーム)のオープンイヤー型の完全ワイヤレスイヤホン「nwm DOTS」を例に交えながら、一般的なオープンイヤー型イヤホンの基本的な付け方について説明します。オープンイヤー型を初めて使う方でも、手順を押さえれば簡単に快適な装着感を得られます。
なお、製品によって構造や装着方法が異なるため、詳細については取扱説明書やメーカー公式サイトも併せて確認しましょう。
まずはケースからイヤホンを取り出します。落下や衝撃での破損を防ぐため、丁寧に扱いましょう。
イヤホン本体は、樽型部分やボタン部分を軽くつまむように持つと誤操作を防げます。ワイヤレスイヤホンの多くは、側面にマルチファンクションボタンや音量ボタンが配置されているため、強く押し込まないよう注意が必要です。
また、汗や皮脂、ホコリが付着すると接触不良や劣化の原因になります。使用前後にはやわらかい布で軽く拭き取り、常に清潔な状態を保つようにしましょう。
イヤホンの手入れ方法については、以下の記事で詳しく解説しています。
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イヤホン掃除の方法は?汚れる原因や押さえておきたいポイントも解説
装着前に、本体に刻印されている「L(左)」「R(右)」のマークやイヤホンの形状を確認しましょう。左右を間違えて装着すると、ステレオ音の定位(音の方向感)が崩れ、臨場感が損なわれるため注意が必要です。
例えば映画を観る際、映像の動きと音の方向が一致しないと違和感をおぼえることがあります。音楽鑑賞でも、録音時に意図された楽器の配置やバランスが正しく再現されなくなるため、必ず正しい向きで装着することが大切です。
オープンイヤー型イヤホンには、耳掛けタイプとイヤーカフタイプがあり、それぞれ装着する場所が異なります。
以前は耳掛けタイプが主流でしたが、近年はイヤーカフタイプも多く展開されています。
耳掛けタイプのnwm DOTSの場合、耳の手前から本体を差し込み、耳の上部にフックを引っ掛けるように装着しましょう。無理な力を加えず、フック部分の先端を耳に沿わせるように滑り込ませると安定しやすくなります。
イヤホンを装着したら、フックやカフ部分が耳にしっかり安定する位置を探しましょう。スピーカー部分を耳に近づけるよう角度を微調整すると、音漏れを抑えつつ音の聴こえ方を改善できます。
耳の形状は人それぞれ異なるため、少しずつ位置を変えながら自然にフィットする場所を見つけましょう。装着後は音楽を再生し、周囲の人に音漏れの有無を確認することもおすすめです。
nwm DOTSの場合は、付属のテールチップのサイズや位置を調整することによりフィット感を高められます。初めはMサイズで試し、首を軽く動かして緩いと感じたらLサイズに、耳に強く当たる場合はSサイズに変更しましょう。また、テールチップの位置も微調整しながら、快適に装着できる位置を見つけることがポイントです。
nwm DOTSの装着方法は動画でも紹介しているため、併せて参考にしてください。

オープンイヤー型イヤホンは、耳をふさがない構造ゆえに開放感があり、周囲の音を自然に取り入れながら音楽を楽しめる点が魅力です。しかし、その分「どのような場面で」「どのように装着するか」によって快適さや音の聴こえ方、音漏れのしやすさが大きく変わります。
ここでは、カフェやオフィス、運動中、長時間使用する場合など、日常でよくあるシーンごとに、快適に使うための装着ポイントについて詳しく紹介します。自分のライフスタイルに合った使い方を見つけて、リスニング体験をより良いものにしましょう。
静かな場所では、わずかな音漏れでも周囲に気を遣うものです。音量を少し下げるだけでも、音漏れを大幅に減らしてカフェやオフィスなどでのマナーを守りやすくなります。まずは音量設定から見直しましょう。
また、イヤホンの角度を微調整してスピーカー部分を耳の穴に向けると、音が効率良く耳に届き、音漏れを抑えられます。製品によっては、イヤーカフ部分やパッドの形状を調整できるモデルもあるため、自分の耳に合う位置を探してフィットさせることが大切です。
音漏れ抑制技術を搭載したイヤホンを選ぶことも効果的でしょう。購入前に試着や試聴を行ない、音の広がり方について確認しておくと安心です。
運動時はイヤホンの安定性が重要です。装着後に軽く首を振ったり、身体を動かしたりしてズレや落下の心配がないかを確認しましょう。
ただし汗で滑りやすくなるため、激しい運動中はこまめに位置を直すことも大切です。滑り止め加工が施された部分を耳にしっかり当てることによってズレを最小限に抑えられます。
なお、特に耳掛けタイプのオープンイヤー型イヤホンは、運動中でも外れにくく安定感があります。製品の形状や素材の特徴を活かして、快適で安定した装着を保ちましょう。
ランニング中のイヤホンの使用については、以下の記事で詳しく解説しています。
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オープンイヤー型イヤホンは長時間装着しても耳が蒸れにくいことが利点ですが、装着したままでいると耳に圧力がかかり続け、血流が悪くなることがあります。
1〜2時間ごとに5〜10分程度の休憩を取り、耳を休ませましょう。また、左右の耳を交互に使うことにより負担を分散できます。合間に軽く耳をほぐしたり、耳周りをマッサージしたりする方法もおすすめです。
血流を促すことにより疲れが和らぐため、より快適に音楽を楽しめます。

オープンイヤー型イヤホンをより快適に使いたい方には、nwm(ヌーム)の「耳スピ」シリーズがおすすめです。
「耳スピ」は「耳スピーカー」の略称で、イヤホンでありながら、スピーカーのような開放感と臨場感のあるサウンドが特徴です。耳をふさがずに、自然な音の広がりを楽しめます。
nwmのイヤホンは長時間装着しても耳の圧迫感や蒸れを感じにくく、軽量なため「着けていることを忘れる」と感じるほどの快適さです。
また、NTTの特許技術「PSZ(パーソナライズドサウンドゾーン)」を搭載し、音漏れを大幅に抑制しています。上位モデルにはNTTの特許技術「Magic Focus Voice(マジックフォーカスボイス)」も採用し、騒がしい環境でも自分の声をクリアに届けられることが特徴です。
シンプルで洗練されたデザインは、ビジネスにもカジュアルにも馴染みます。通勤やテレワーク、スポーツ、リラックスタイムなど、あらゆるシーンに対応するラインナップがそろっており、用途に合わせて選べることも魅力です。
今回は、以下の4つのモデルを紹介します。
| 製品 | 製品画像 | ワイヤレス/有線 | 連続再生時間 | 質量 |
防塵 ・防水性能 |
マイクの有無 |
| nwm DOTS | ![]() |
完全ワイヤレス |
本体のみ約8 時間 |
片耳:約8 g | IP54 相当 | 〇 |
| nwm GO | ![]() |
ワイヤレス |
最大10 時間 | 約20 g | IP55 相当 | 〇 |
| nwm WIRED | ![]() |
有線 | 有線のため制限なし |
全体:約16 g |
IPX4 相当 | 〇 |
| nwm ONE | ![]() |
ワイヤレス |
最大20 時間 | 約185 g | ― | 〇 |

nwm DOTSは、完全ワイヤレスのオープンイヤー型イヤホンで、PSZ技術とMagic Focus Voiceを両搭載したモデルです。
片耳約8 gと軽量で、長時間でも快適。付属のテールチップに加え、nwm公式サイトでの購入特典であるテールフックも使えば、装着感を細かく調整できます。マルチポイント接続にも対応しており、スマートフォンとパソコンなど最大2 台のBluetooth機器を同時に利用することが可能です。
通勤・通学、オンライン会議、旅行など、日常のあらゆるシーンで活躍します。
カラーバリエーションは、チャコールブラック・ストーンホワイト・マスタードイエロー・バーガンディレッド・モスグリーンの5色展開です。
▼体験者の声
個性的なデザインのnwm DOTSですが、イヤーフック部分を耳に沿わせるようにすれば簡単に装着可能できました。3サイズのテールチップが同梱されているのが特徴で、位置も自由に変えられるので、耳にぴったりフィットさせられます。音漏れの少なさや音質の良さは、十分に満足できるレベルです。



















オープンイヤー型 完全ワイヤレス 耳スピーカー

nwm GOは、ネックバンドタイプのワイヤレスオープンイヤー型イヤホンです。左右がつながった安定性の高いデザインのため、スポーツやアウトドアにも最適です。
ネックバンドは軽量かつ柔軟で、長時間装着しても負担が少ないほか、IP55 相当の防塵・防水性能も備えています。突然の雨にも強く、アクティブなシーンで頼れるモデルです。
カラーバリエーションは、フォグブラック・グレイシャーホワイト・ソイルベージュの3色を展開しています。
▼体験者の声
左右一体型のnwm GOなら、細かい調整をしなくても安定感のある状態でイヤホンを使用できます。ネックバンド部分は柔軟性が高いため、違和感なく着用し続けられました。ソイルベージュなど、スポーツ・アウトドアウェアに馴染むカラーがそろっているのも魅力的です。














オープンイヤー型 ネックバンドワイヤレス 耳スピーカー

PSZ技術を搭載した有線タイプのオープンイヤー型イヤホンです。バッテリー切れの心配がなく、安定した接続のためオンライン会議や動画視聴に適しています。遅延が少ないことから、ゲーム用途にもおすすめです。
接続端子は3.5 mmステレオミニプラグとUSB Type-Cの2種類を展開しています。
3.5 mmタイプは、ダークブラウン・ホワイトベージュ・ネイビーブルー・ミントグリーン・コーラルピンクの5色。USB Type-Cタイプは、ダークブラウンとホワイトベージュの2色展開です。
▼体験者の声
nwm WIREDは有線タイプかつマイクが搭載されており、特にワークシーンで活躍しています。長時間装着していても耳が痛くなることはなく、仕事に集中しやすいと感じました。それぞれのカラーに対応したパッケージデザインで、プレゼント用としてもおすすめのモデルです。













オープンイヤー型 有線 耳スピーカー










オープンイヤー型 有線 耳スピーカー

nwm ONEは、「耳スピ」シリーズのなかで特に音質の高さを追求したオーバーヘッドタイプです。
PSZ技術とMagic Focus Voiceを搭載し、クリアで臨場感のあるサウンドを実現します。耳を密閉しない軽い側圧設計のため、長時間でも快適に装着することが可能です。
スタイリッシュなデザインはファッション性も高く、ビジネスにも日常使いにも馴染みます。カラーバリエーションはダークグレイとライトグレイ、ファントムグレイの3色です。
▼体験者の声
ヘッドバンドの長さとユニット部の角度を、自分の頭と耳に合わせて調整することで、nwm ONEの音質の良さを最大限に楽しめます。オープンイヤー型なのに、低音もしっかりと重さや迫力があって聴き心地が良いです。無線・有線接続の両方に対応しているので、活用の幅が広がります。











オープンイヤー型 オーバーヘッド 耳スピーカー
オープンイヤー型イヤホンは、正しい付け方を知ることにより音質や快適さを最大限に引き出せます。耳をふさがない構造だからこそ、イヤホンの装着位置や角度を調整することがポイントです。
シーンに合わせて装着のポイントを押さえれば、カフェやオフィス、スポーツ、長時間のリスニングでもストレスフリーで音を楽しめるでしょう。
nwm(ヌーム)の「耳スピ」シリーズは、NTTの特許技術を採用し、音漏れを抑えつつ自然なサウンドを実現しています。軽量で装着感にも優れ、長時間の使用でも快適です。
自由で心地良いリスニング体験を求める方は、nwmのオープンイヤー型イヤホンをぜひチェックしてみてください。