
ケーブルがなく、使い勝手の良いワイヤレスイヤホンは、音楽や動画鑑賞だけでなく通話にも便利なアイテムです。しかし、その一方で「通話中に雑音が入って相手の声が聴こえない」「相手から雑音がすると指摘された」など、通話中に困った経験がある方も少なくないのではないでしょうか?
この記事では、ワイヤレスイヤホンでの通話中に雑音がする際に、考えられる原因や対処法について解説します。また、雑音を防ぐ「ノイズリダクション機能」や、通話時に自分の声だけをクリアに届ける最新技術も併せて紹介します。

さっそく、ワイヤレスイヤホンでの通話中に相手の声に雑音が入る、もしくは相手から雑音で聴こえにくいと言われた際に、考えられるおもな原因について解説します。
通話に限らず、ワイヤレスイヤホンの使用中に雑音がする場合、通信環境が影響している可能性があるでしょう。通信環境が悪いと電波が正常に届かず、雑音が発生しやすくなります。
通信環境が悪くなりやすい条件としては、以下が挙げられます。
このような状況で雑音が発生していないか、確認してみることをおすすめします。
周辺の混雑状況にかかわらず、使用しているワイヤレスイヤホンやデバイスの近くに、ほかのBluetooth機器や電子レンジなどの電波を発する機器がある場合にも注意が必要です。それらが発する電波の干渉が原因で通信が不安定になり、雑音が生じる場合があります。
ワイヤレスイヤホンに髪や服などが接触していると、ガサガサと擦れるような雑音が生じる可能性があります。
この雑音は「タッチノイズ」とも呼ばれるものです。ワイヤレスイヤホン本体に体の一部や服などが当たり擦れると、それにより生じた雑音が自分の耳や相手に届いてしまいます。
マイクが風や周囲の環境音を拾ってしまい、雑音の要因となる場合があります。また、ウォーキングやランニングなどの運動中、足の動きや振動に合わせるように雑音が生じることもあります。
このような場合、ワイヤレスイヤホンの「外音取り込み機能」や「ノイズキャンセリング機能」が原因となっている可能性があるでしょう。
外音取り込み機能とは、周囲の音をより聞き取りやすくするための機能で、周囲の音を確認しながらイヤホンを使用したい時に役立ちます。そして、ノイズキャンセリング機能は、周囲の音を打ち消して低減させることで、イヤホンの音をより聴こえやすくする機能です。
これらの機能が干渉すると、かえって雑音が生じてしまうことがあります。

続いて、ワイヤレスイヤホンを使用中、もしくは通話中に起こる雑音への効果的な対処法について解説します。雑音にお悩みの方は、以下の方法を試してみるとよいでしょう。
ワイヤレスイヤホンに雑音が生じている場合、ワイヤレスイヤホンと接続しているデバイスとのペアリングをやり直すことで、改善するケースがあります。
これは、Bluetoothの接続・通信がうまくいっておらず、雑音が生じている可能性があるためです。ちなみに、再ペアリングは音飛びにも効果が期待できます。
再度ペアリングしても改善しない場合には、Bluetoothを初期化するのも手段の一つです。
ワイヤレスイヤホンを接続しているデバイスに別のBluetooth機器を接続している場合や、別のBluetooth機器同士を接続している場合には、それらの電源を一度切りましょう。併せて、無線LAN機器やBluetooth機器が近くにある場合には、そこから一度離れてみるのもおすすめです。
また、別のBluetooth機器の電源を切りつつ、通話を行なっているデバイスを再起動する方法も効果的です。再起動後にもう一度Bluetooth機器を接続することで、雑音が改善される場合があります。
髪をはじめとして、体の一部との接触により雑音が生じている場合は、ワイヤレスイヤホンの装着方法を見直すことで雑音が改善する可能性があります。
ワイヤレスイヤホンの正しい装着方法は装着タイプによって異なるため、使用しているイヤホンに合わせた装着方法を確認しましょう。
また、なかにはフィット感を調節できるワイヤレスイヤホンもあります。現在使用している製品が耳に合わないと感じる場合には、買い替えを検討するのもおすすめです。
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風や周囲の環境音、運動中の振動が原因で雑音が生じている場合には、「外音取り込み機能」を確認しオフにして使用するとよいでしょう。
「ノイズキャンセリング機能」が搭載されているワイヤレスイヤホンの場合は、通話環境に合わせて調節するのがおすすめです。例えば、周囲の環境音が大きい時には機能をオンに、運動中などで振動音が気になる時には機能をオフにするなど、状況に応じて設定を調整してみてください。
マイクに入る雑音が心配な場合は、「ノイズリダクション機能」の活用をおすすめします。ノイズリダクション機能とは、マイクに音(声や周辺の音など)が入る時に、周囲の雑音を低減する機能のことです。
ノイズリダクション機能を活用すれば、相手に自分の声をクリアに届けやすくなり、周囲の環境音が気になる場所でも快適に通話ができます。頻繁に通話やWeb会議をしているなど、マイクを使う場面が多い方には特におすすめの機能です。
ノイズリダクションとノイズキャンセリングの違いは、「ノイズ(雑音)を打ち消す効果をイヤホンとマイクのどちらで発揮するか」という部分にあるといえます。
通話時のように、相手に自分の声だけをクリアに届けたい時に、マイクで拾う音から声以外の雑音を打ち消す機能がノイズリダクション機能です。一方のノイズキャンセリング機能は、自分がイヤホンからの音をクリアに聴きたい時に周囲の雑音を打ち消してくれます。
ワイヤレスイヤホンを使用・購入する時は、両者の違いを理解したうえで、自分の使用目的に合った機能が搭載されているかを確認するとよいでしょう。

ここからは、通話をメインの目的としてワイヤレスイヤホンの購入や買い替えを検討している方に向け、注目すべきポイントを解説します。快適な通話環境が実現できるワイヤレスイヤホンを探している方は、ぜひ参考にしてみてください。
ワイヤレスイヤホンには種類があり、そこからさらに装着タイプの違いによって分けられます。
ワイヤレスイヤホンの種類には、完全ワイヤレスタイプやネックバンドタイプ、肩掛けタイプなどがあります。

完全ワイヤレスタイプは、左右のイヤホンがそれぞれ分かれているイヤホン。ネックバンド・肩掛けタイプは、左右のイヤホンがケーブルやバンドでつながっているイヤホンです。
また、ワイヤレスイヤホンの装着タイプは、以下のような種類に分けられます。

| カナル型 | イヤーピース部分を耳の奥に差し込むように装着する。遮音性が高い。 |
| インナーイヤー型 | 耳の入り口に引っ掛けるようにして装着する。軽量で装着感に優れる。 |
| オープンイヤー型(空気振動) | 耳をふさがずに装着でき、周囲の音も聞こえる。周囲の空気を振動させて音を伝える。 |
| オープンイヤー型(骨伝導) | 耳をふさがずに装着でき、周囲の音も聞こえる。骨を振動させて音を伝える。 |
ワイヤレスイヤホンは、上記の種類や装着タイプによって使い心地が異なるため、自身の目的や希望に合わせて選ぶことが大切です。
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快適に通話するためには、マイク性能の確認が欠かせません。特に雑音のある環境下で通話する機会が多い方や、大切な会議でも安心して使いたい方には、前述したノイズリダクション機能が搭載されたモデルの選択をおすすめします。
また、上記機能と併せて声の拾い方や音の明瞭さなどにも注目するとよいでしょう。
ワイヤレスイヤホンの場合、連続再生時間が長いほど充電の回数を抑えられ、長時間快適に使用できます。
外出先での使用や長時間使用する機会が多い方は、8時間以上使用が可能かどうかを目安としてイヤホンを選ぶとよいでしょう。完全ワイヤレスタイプの場合は、充電ケース込みでの連続再生時間も併せてチェックしておくことが大切です。
通話の際には、イヤホン本体で基本的な操作ができるとより便利です。特にハンズフリー通話をしたい方は、イヤホン本体での操作が可能かどうかをしっかりチェックしておくとよいでしょう。
操作性をチェックする際には、イヤホン本体に付いているタッチセンサーやボタンなどで、以下のような操作ができるかどうか確認してみてください。

マルチペアリングとは、イヤホンに複数のデバイスを同時に登録する機能です。この機能は「マルチポイント機能」とは異なり、複数できるのは登録のみで、接続自体はデバイス1つずつとなります。
一方のマルチポイントとは、イヤホンと複数のデバイスを同時に接続する機能です。例えば、スマートフォンとパソコンを同時に接続し、着信などに応じて即座に通信を切り替えられます。
スマートフォンで音楽を聴きつつ、パソコンでオンライン会議もしたい場合は、これらの機能が搭載されているイヤホンを選ぶとよりスムーズに操作しやすくなります。複数のデバイスでイヤホンを使う機会の多い方は、ぜひチェックしてみてください。
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ワイヤレスイヤホンでの通話時に入る雑音が気になる方には、nwm(ヌーム)の空気伝導タイプのオープンイヤー型イヤホン「耳スピ」がおすすめです。
「耳スピ」シリーズの上位モデルには、通話時に役立つNTTのノウハウを凝縮した特許技術「Magic Focus Voice(マジックフォーカスボイス)」を搭載しています。
以下では、Magic Focus Voiceの機能について解説しつつ、この技術を搭載したおすすめの製品を紹介します。

Magic Focus Voice(マジックフォーカスボイス)とは、雑音が多い環境下でも自分の声だけをクリアに届けられるNTTの特許技術です。Magic Focus Voiceでは、「ビームフォーミング」と「スペクトルフィルター」の2つの技術をハイブリッド処理することで、機能を実現しています。
ビームフォーミングは、2つのマイクに届く音の時間差から音響空間を把握して話者を特定する技術、スペクトルフィルターは雑音を除去し音声のみを抽出する技術です。この2つの技術の組み合わせにより、音質を損なわずに話者の声を自然で聞き取りやすい音声に最適化しています。
Magic Focus Voice搭載のイヤホンであれば、雑音が入って欲しくないオンライン会議や通話において聞く人のストレスを軽減し、快適な通話環境を実現できます。
続いて、通話時の雑音抑制に役立つMagic Focus Voiceを搭載した、2つのおすすめ製品を紹介します。

nwm DOTSは、完全ワイヤレスタイプのオープンイヤー型イヤホンです。
nwm DOTSには前述したMagic Focus Voiceとともに、もう一つのNTTの特許技術「PSZ(パーソナライズドサウンドゾーン)」を搭載しています。PSZ技術とは、ドライバーから一定距離のところで、+と-の音波を打ち消し合い、音漏れを抑制する技術のことです。この機能によって、周囲を気にせず、通話や音楽鑑賞などを行なえるでしょう。
| 連続再生時間 | 本体のみ約8 時間 充電ケース込み最大32 時間 |
| 質量 | 片耳約8 g |
| 防水・防塵性能 | IP54 相当 |
| マイク | 全指向性 |
イヤホン本体は片耳約8 gと軽量で、長時間のオンライン会議や通話でも快適に使用可能です。付属のテールチップや、nwm公式ストアでの購入時に付属するテールフックを活用すれば、自分の耳によりしっかりフィットする装着感を実現できます。
最大再生時間は充電ケースを含め最大32 時間と、長時間充電できない環境でも使えることが強みです。
▼体験者の声
NTTの特許技術が搭載されたnwm DOTSなら、自宅などの静かな環境だけでなく、街中などの賑やかな場所でも、雑音をカットしてストレスフリーに通話ができます。ツートーンカラーのおしゃれなデザインなので、通話用途とはいっても見た目にこだわりたい方にぴったりです。



















オープンイヤー型 完全ワイヤレス 耳スピーカー

nwm ONEは、2wayドライバーによる豊かなサウンドを楽しめるオーバーヘッドタイプのオープンイヤー製品です。オープンイヤー型ならではの広がりと臨場感のある音を、低域から高域まで楽しめます。
シンプルなデュアル・ループデザインも魅力で、洗練されたデザインが好きな方にもおすすめです。
| 連続再生時間 | 最大20 時間 |
| 質量 | 約185 g |
| マイク | 全指向性 |
| 接続方法 | ワイヤレス 有線(USB Type-C) |
nwm DOTSと同様に、Magic Focus VoiceとPSZ技術をともに搭載し、通話・音楽鑑賞のどちらも快適な環境で楽しむことができます。オーバーヘッドタイプにもかかわらず、軽い側圧と約185 gのウルトラライトボディのおかげで、着け心地も軽快です。
▼体験者の声
個人的に、「オーバーヘッドタイプ=音楽鑑賞用」というイメージが強かったものの、nwm ONEは通話品質も高いモデルです。本体が超軽量のため、長時間着けっぱなしで通話、音楽鑑賞、仕事、家族・友人とのコミュニケーションなどマルチに対応できます。一般的なヘッドホンとは異なる、圧倒的な開放感を体感できました。











オープンイヤー型 オーバーヘッド 耳スピーカー
ワイヤレスイヤホンでの通話中に雑音が起きる原因には、通信環境やほかのBluetooth機器の影響、マイクに髪や服が接触するタッチノイズなどが考えられます。また、外音取り込み機能やノイズキャンセリング機能が影響している可能性もあるでしょう。
雑音対策としては、再ペアリングやほかのBluetooth機器の電源を切る、デバイスの再起動、イヤホンの装着方法の見直しなどが効果的です。また、外音取り込み機能やノイズリダクション機能の調整なども試してみるとよいでしょう。
nwm(ヌーム)の一部オープンイヤー製品には、自分の声だけをクリアに届けられるNTTの特許技術「Magic Focus Voice」を搭載しています。雑音を抑えて快適な通話体験を実現しましょう。