
Bluetoothの新技術である、「オーラキャスト(Auracast)」。具体的にどのようなことが可能になるのか、気になっている方も多いのではないでしょうか。
また、ワイヤレスイヤホンやワイヤレスヘッドホンを探している際に、「オーラキャスト対応」などといった文言を見かけることがあるかもしれません。
この記事では、オーラキャストの概要や特徴、おもな活用シーンについて解説します。併せて、おすすめのオーラキャスト対応製品も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
オーラキャスト(Auracast)は、Bluetoothの新しい音声配信規格である「Bluetooth LE オーディオ」の主要機能です。具体的には、複数の受信機に音声を同時伝送できる技術を指します。

これまでのBluetooth接続では、送信機1台に対して受信機1台でしたが、オーラキャストでは複数の受信機との音声共有が可能です。
Bluetooth LE オーディオとは、正式には「Bluetooth Low Energy Audio」のことです。
従来のBluetoothと比べ、少ない消費電力で高音質な音声配信を可能にした規格となっており、Bluetoothのバージョン「5.2」以降で採用されています。
なお、Bluetoothのバージョンが古いと、ワイヤレスイヤホンの音飛びなどの原因となる可能性があります。詳しくは、以下の記事をご覧ください。

ここでは、オーラキャスト(Auracast)のおもな特徴を紹介します。
前述のとおり、オーラキャストでは「1対多」の音声伝送が可能です。
音源となる1台の送信機から、オーラキャスト対応のワイヤレスイヤホン・ヘッドホン、スピーカー、補聴器などへリアルタイムで音声を配信できます。音源の例としては、公共の送信機のほか、スマートフォンやテレビなどが挙げられるでしょう。
なお、ワイヤレスイヤホンやワイヤレスヘッドホンの基礎知識については、以下の各記事を参考にしてください。
【関連記事】
ワイヤレスイヤホンの使い方は?基本手順やトラブル例・対処法も!
ワイヤレスヘッドホンの選び方を徹底解説!おすすめモデルや注意点も
オーラキャストの機能を利用するのに、大がかりな手続きは不要です。オーラキャスト対応のデバイスを用意し、例えばQRコードを読み取るなどして音声配信に参加できます。
ただし、オーラキャストによる音声伝送の範囲は、数十メートル程度とされている点に注意しましょう。
オーラキャストは、新しい音声コーデック「LC3」によって、高音質で低遅延な音声伝送を実現しています。コーデックとは、音を伝える際の圧縮方式のことです。
なお、以下の記事では、高音質なワイヤレスイヤホンをお探しの方に役立つ情報を紹介していますので、併せて参考にしてください。

ここでは、オーラキャスト(Auracast)が今後どのような場面で役立つと期待されているのか、具体例を見ていきましょう。
飛行機や電車に乗る際、混雑している空港や駅ではアナウンスがよく聞こえなかったり、聞き逃してしまったりすることがあります。
このような時に、オーラキャスト対応の環境であれば、搭乗案内や遅延情報などの音声を自分のイヤホンなどで直接受信できるようになります。多言語対応も可能なので、海外へ旅行する際にも安心でしょう。
美術館や博物館などでは、展示作品について解説する音声ガイドが用意されています。オーラキャストなら、使い慣れている自分のイヤホンなどを使ってガイドを聴くことが可能です。
施設側が用意したイヤホンやヘッドホンが耳に合わず、鑑賞に集中できないといったストレスもなくなります。
さまざまな人々が集まる会議・セミナー、劇場などにおいても、オーラキャストが役立ちます。
例えば、多言語での同時通訳が提供されている場合、自分のワイヤレスイヤホンで希望する言語を選んで聴けるようになるでしょう。難聴の方に向けた、補聴音声などのサポートにも活用が見込まれています。
また、広い会場のどこに座っていても、オーラキャスト対応のイヤホン・ヘッドホンを使えば、高音質かつ最適な音量で聴けるというメリットも生まれます。
スポーツジムや街頭、病院の待合室など、自宅以外でもテレビが設置されている場所があります。このような場所では、映像のみで音声がなかったり、周囲の騒音によって音声が聞き取りにくかったりするかもしれません。
オーラキャスト対応の環境であれば、多くの人に向けて設置されているテレビでも、自分のイヤホンなどで音声を受信可能です。例えば、ジムでランニングしながら、イヤホンでテレビコンテンツを楽しめます。

オーラキャスト(Auracast)対応のワイヤレスイヤホン・ヘッドホンに興味がある方には、nwm(ヌーム)のオープンイヤー型イヤホン「耳スピ」がおすすめです。「耳スピ」は、イヤホンでありながら、まるでスピーカーのような開放感と臨場感のあるサウンドを楽しめる製品です。
すべてのモデルにNTTの特許技術「PSZ(パーソナライズドサウンドゾーン)」を搭載し、音漏れを抑制しています。そのため、空港や駅、美術館・博物館などの公共空間でも、音漏れを気にせず使用可能です。
また、上位モデルには同じくNTTの特許技術である「Magic Focus Voice(マジックフォーカスボイス)」も搭載し、周囲の雑音をカットして自分の声だけをクリアに届けられます。
今回は、「耳スピ」シリーズのなかから、オーラキャスト対応の3製品を紹介します。

nwm DOTSは、完全ワイヤレスタイプで片耳約8 gと軽量なモデルです。PSZ技術とMagic Focus Voiceをダブル搭載しています。
多くの人の耳にフィットしやすいシリコーンフックを採用するとともに、専用のテールチップも付属。さらに、公式ストア限定で専用のテールフックも付属し、いつでも快適な装着感で音声コンテンツを楽しめます。
nwm DOTSは軽く、着けっぱなしでも疲れないため、旅行の際や長丁場のイベントの際などに重宝しています。イヤホンで音声を聴きつつ周りの人と自然に会話できるのは、オープンイヤー型ならではの便利さです。同行者とオーラキャストで同じ音声を聴きながら、その場で感想を言い合うといった楽しみ方もできます。


















オープンイヤー型 完全ワイヤレス 耳スピーカー

nwm GOは、ネックバンドで左右のイヤホンが一体となっているモデルです。体を動かすスポーツジムや、たくさん歩く空港などで、オーラキャストを活用する際にぴったりでしょう。
重さは約20 gと軽量で、IP55 相当の防塵・防水性能も備わっています。
通っているジムのテレビがオーラキャストに対応していると知り、活用できるイヤホンを探していたところ、nwm GOに出会いました。安定感があり、ランニングマシンを使いながらテレビの視聴を楽しめます。トレーニング中でも周囲の音が聞こえるので、安心して着用可能です。今後は、通勤時や出張時などにも活用の幅を広げたいと思っています。














オープンイヤー型 ネックバンドワイヤレス 耳スピーカー

nwm ONEは、存在感のあるオーバーヘッドタイプのモデルです。nwm DOTSと同様に、PSZ技術とMagic Focus Voiceをダブル搭載しています。
2wayドライバーによって高音質を実現しているため、オーラキャスト活用時でも音質にこだわりたい方におすすめです。約185 gの軽量設計で、長時間着けっぱなしでも負担がありません。
nwm ONEは音の広がりが良く臨場感もあるため、流れてくる音声の内容に集中できます。ワイヤレスでオーラキャストを利用できるだけでなく、有線接続にも対応・マイク付きなので、シーンによって使い分け可能です。ワイヤレスでも、バッテリーは最大20 時間持続します。











オープンイヤー型 オーバーヘッド 耳スピーカー
複数の受信機に音声を同時伝送できるオーラキャスト(Auracast)は、今後さまざまな場面での活用が期待されています。オーラキャスト対応のデバイスを持っておくと、今までとは異なる音声体験ができるでしょう。
nwm(ヌーム)の「耳スピ」のオープンイヤー型ワイヤレスイヤホンは、オーラキャストに対応しています。さらに詳しい製品情報は、公式サイトをぜひご覧ください。