
近年、寝る前のリラックスタイムにイヤホンで音楽やASMRを聴いて、睡眠の質を高める習慣が注目されています。寝ながら使えるオープンイヤー型イヤホンや、寝る用途に特化した「寝ホン」の特徴を知り、製品選びに役立てたい方も多いのではないでしょうか。
今回は、寝ホンの概要やメリット、注意点を紹介したうえで、寝ながら使えるオープンイヤー型イヤホンの特徴を詳しく解説します。併せて、イヤホンの選び方のコツや、睡眠の質を高めるためのポイント、おすすめのモデルも紹介するので、ぜひご覧ください。

寝ホンとは、寝ながら快適に使用できるように設計されたイヤホンのことです。一般的なイヤホンに比べて小型・薄型の形状で、横向きで寝ても耳が痛くなりにくい特徴があります。
寝ホンがおすすめなのは、寝ながら音楽・ASMR・Podcastなどを聴きたい方や、寝付きが悪い方などです。家族と一緒に寝ている方は、自分だけが音を聴ける利点もあります。
なお、あくまで就寝前のリラックスや、睡眠導入を目的に使用することがポイントです。就寝中もイヤホンを装着して音楽などを流し続けると、睡眠の質に悪影響をおよぼす可能性があるため、留意しておきましょう。

次に、就寝前に寝ホンを取り入れることで、どのようなメリットが期待できるのかを解説します。
就寝前に、ヒーリングサウンドや自然音、ホワイトノイズなどを聴くことで、スムーズに入眠できる効果が見込まれます。
例えば、雨音や小川のせせらぎといった自然音には、「1/fゆらぎ」という自然界に存在するリズムが含まれています。このリズムには、興奮や緊張を司る交感神経を鎮め、休息を担う副交感神経を優位にする効果があります。そのため、寝る前に自然音を聴くと自律神経が整い、リラックスした状態へ導いてくれるでしょう。
また、寝ホンのモデルによっては、スリープモードやアラーム機能を搭載していることもポイントです。万一、イヤホンを着けたまま寝ても、これらの機能が備わっていれば、耳への負担を抑えたり、寝過ごしを防いだりできます。
寝ホンを使うことで、音声コンテンツを自分だけで楽しめるメリットがあります。例えば、深夜・早朝に音声コンテンツを寝ながら聴きたい時も、同居する家族・パートナーや近隣住民を気にすることなく満喫できるでしょう。
ラジオやオーディオブック、語学講座などを聴いて、寝る前の自分だけの時間を有効活用できるのも魅力です。特に、「耳読(みみどく)」とも呼ばれるオーディオブックは、目の負担を軽減しながら自分の好きな本の内容を聴けるため、近年は利用者も増加傾向にあります。

寝ホンにはメリットがある一方で、使い方などによってはリスクもあるので注意しなければなりません。ここでは、具体的な注意点を4つ紹介します。
カナル型などの密閉性のあるイヤホンを使用すると、耳の中が密閉状態となり、蒸れやすくなることに注意が必要です。外耳道が高温多湿になると皮膚のバリア機能が弱まるため、外耳炎や外耳道真菌症(耳カビ)、湿疹などを発症するリスクが高まり、耳の健康を損なう恐れもあります。
また、装着時間が2時間以上になると、湿度が急上昇するともいわれています。1時間ごとにイヤホンを外し、耳を外気に触れさせることが大切です。
さらに、イヤホンの清潔な状態を保つため、こまめに掃除することも心がけたほうがよいでしょう。カナル型イヤホンやイヤホン掃除の詳細については、以下の記事で詳しく解説しています。
【関連記事】
カナル型イヤホンとは?メリット・デメリットやほかのイヤホンとの違いを解説
イヤホン掃除の方法は?汚れる原因や押さえておきたいポイントも解説
寝ホンに限らず、イヤホンで長い時間音楽などを聴くと耳に負担がかかり、耳鳴りや難聴の原因になってしまいます。適度な時間、適度な音量を守り、耳に負荷をかけないようにすることが大切です。
また、イヤホンを装着したまま寝落ちすると、寝返りを打った際に耳が圧迫されて、痛みにつながる恐れがあるので注意しましょう。特に、有線イヤホンを使用している場合は、コードが首に絡まる可能性もあるので大変危険です。
就寝する前にイヤホンは必ず外し、安全で快適に眠れるようにしましょう。イヤホンを大音量で使用するリスクなどについて知りたい方は、ぜひ以下の記事をご覧ください。
【関連記事】
大音量でのイヤホン使用は危険?音量の目安や耳を守るためのポイント
カナル型イヤホンは遮音性に優れている一方で、周囲の物音などを聞き逃す恐れもあります。
例えば、子ども・赤ちゃんの声や火災報知器の音に気付くのが遅れると、事故につながるリスクがあるので留意が必要です。場合によっては、片耳のみイヤホンを装着するといった工夫が求められます。
また、イヤホンを装着したまま就寝してしまうと、スマートフォンのアラーム音や目覚ましの音に気付けない可能性もあります。
就寝中もイヤホンで音楽を流し続けると、睡眠に悪影響を与えるリスクがあります。これは、耳から取り込んだ音の情報が脳に刺激を与え続け、浅い眠りや中途覚醒の原因になる可能性があるためです。
寝ホンを装着する際は、あくまで就寝前のリラックスタイムや、一人時間に使用するという用途を守ることが重要といえます。なお、就寝前は副交感神経への切り替えをスムーズに行なえるように、暖色系のライトや間接照明を使い、室内の明るさを抑えるのもおすすめです。

寝ながら使うなら、オープンイヤー型イヤホンを選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。オープンイヤー型という名のとおり、耳をふさがない構造のため「ながら聴き」に最適です。
オープンイヤー型イヤホンは、以下のようなメリットが見込まれます。
毎晩、寝る前に音声コンテンツを聴きたい時も、オープンイヤー型イヤホンなら耳ムレのリスクや圧迫感を抑え、耳の健康に配慮しつつ、快適に「ながら聴き」できます。
また、周囲の音が自然に聞けるので、家族の呼びかけや物音に反応しやすいこともポイントです。寝ホンは寝ながら使うのに特化したイヤホンですが、オープンイヤー型イヤホンなら、日中のさまざまなシーンでも利用できます。
オープンイヤー型イヤホンのメリットや選び方、ながら聴きの詳細に関しては、以下の記事で詳しく解説しています。
【関連記事】
オープンイヤーイヤホンとは?メリットや選び方、おすすめ製品を徹底解説
ながら聴きとは?メリット・デメリットや最適なイヤホン選びのポイントも紹介
前述のとおり、寝ながら使うイヤホンにはオープンイヤー型がおすすめです。ここからは、具体的な選び方のコツを見ていきましょう。
イヤホンの接続方法は、ワイヤレスと有線の2つに大別されます。ワイヤレスイヤホンのメリットとして、寝ながら使う際にケーブルが邪魔にならないことや、断線リスクのないことが挙げられます。ただし、定期的な充電は欠かせません。
一方、有線イヤホンは、充電なしでいつでも手軽に使えるのが利点です。とはいえ、ケーブルが絡まないように、使用する際は頭上へケーブルを取り回すなどの工夫が不可欠です。
接続方法によって特徴が異なるため、自分のニーズや使い方を考慮して選ぶとよいでしょう。
オープンイヤー型イヤホンの音を届ける仕組みは、以下2つに分かれています。
寝ながら使うなら、音が空気を通じて伝わり、より自然に聴ける「空気伝導」のイヤホンがおすすめです。骨伝導イヤホンにも、オープンイヤー型ならではの利点がある一方、振動自体や振動を伝えるための締め付けを不快に感じるケースも少なくありません。
骨伝導イヤホンのデメリットや対策については、以下の記事で詳しく解説しています。
【関連記事】
骨伝導イヤホンのデメリットは?メリットや後悔しないための対策も紹介
ワイヤレスイヤホンを選ぶ場合は、バッテリーの持ち時間もチェックしておくことが不可欠です。連続再生時間が長いほど、充電の手間を省きやすくなります。
左右のイヤホンが独立している「完全ワイヤレスイヤホン(TWS)」の場合、充電ケース込みで30時間以上持つモデルもあります。例えば、1日1時間、寝る前にイヤホンを使っても充電が約1ヵ月持つ見込みなので、手間を大きく減らせるでしょう。
オープンイヤー型イヤホンは耳をふさがない構造のため、密閉型のイヤホンに比べると音漏れしやすいとされています。しかし、モデルによっては音漏れ抑制技術を搭載しているので、選ぶ際にチェックしておくとよいでしょう。
例えば、nwm(ヌーム)のすべてのオープンイヤー型製品には、NTTの特許技術「PSZ(パーソナライズドサウンドゾーン)」を搭載しています。PSZ技術とは、ドライバーから一定距離のところで、+と-の音波を打ち消し合って音漏れを抑えるという技術です。
このような技術を搭載したモデルを選べば、同じ部屋に家族やパートナーがいても、迷惑をかけることなく快適に使えるでしょう。
オープンイヤー型イヤホンの音漏れを抑える方法などは、以下の記事もご参照ください。
【関連記事】
オープンイヤーイヤホンは音漏れする?音漏れを抑える方法や技術も紹介
寝ている状態でも、イヤホン本体に備え付けのタッチセンサーやボタンを押すことで、音量を調整できる機能や、曲の再生/一時停止などが行なえる機能があると便利です。
このような機能を搭載しているモデルを選べば、スマートフォンを手に持たずとも、寝ながら手軽に操作できます。
また、イヤホン用のアプリに対応したモデルなら、自分の聴き心地の良いイコライザー設定などに変更することも可能です。

睡眠の質をさらに高めるには、イヤホン選び以外のポイントも押さえることが重要です。ここでは、具体的なポイントを3つ紹介します。
寝姿勢のタイプによって、身体への負担やリラックス効果には違いがあります。3つのタイプごとのメリット・デメリットは、以下のとおりです。
| 寝姿勢のタイプ | メリット | デメリット |
| 仰向け | ・手足が動かしやすいため、筋肉が凝りにくい ・体圧が分散されて負担を抑えられる |
・いびきをかきやすい ・反り腰の場合、腰への負担が大きい |
| うつぶせ | ・リラックス状態を作れる ・いびきをかきにくい |
・首や腰の負担が大きい ・歯並びが歪むリスクがある ・むくみの原因になる |
| 横向き | ・いびきをかきにくい ・左側を下にすると、消化器系の臓器の負担を抑えられる(※個人差あり) |
・長時間続けると、筋肉の凝りや冷えにつながる ・身体の歪み、痛みなどが生じやすい |
また、睡眠の質を高めるには、適度な寝返りを打つことも重要です。体温調整や体圧の分散、血行促進などの効果が見込まれることもあり、一晩で20~30回の寝返りを打つのが理想的といわれています。
自分の睡眠状態を確認するため、睡眠用のサポートアプリを活用するのも手です。アプリごとにさまざまな機能が搭載されており、睡眠時間や眠りの深さ、いびきの有無などを計測できます。
また、アプリによってはスマートウォッチと連携が可能なので、より正確なデータを収集して、睡眠の質改善に役立てられるでしょう。
自分に合っていない枕を使うと、首筋の筋肉に負担をかけたり、スムーズな呼吸の妨げになったりします。より快適な睡眠に導くため、自分に合った枕やオーダーメイド枕への買い替えを検討してみるとよいでしょう。
なお、枕は消耗品のため、基本的に2~3年周期で買い替えるのがおすすめです。
寝ながら快適に使えるオープンイヤー型イヤホンをお探しなら、nwm(ヌーム)の「耳スピ」シリーズを検討してみてはいかがでしょうか。「耳スピ」は、イヤホンでありながら、スピーカーのような開放感と臨場感のあるサウンドが魅力のシリーズです。
空気伝導方式で自然に音を楽しめることに加えて、すべての製品に音漏れを抑制するPSZ技術を搭載しています。ボタンやセンサー操作に対応しているので、寝ながら使う時も便利です。
ワイヤレスイヤホンなら、専用アプリの「nwm Connect」を利用し、スマートフォンからバッテリー残量を確認したり、イコライザー設定を変更したりすることも可能です。
公式ストアで購入した場合、メーカー保証期間が1年延長され、計2年になるのもポイント。今回は、就寝前のリラックスタイムに寝ながら使えるモデルを厳選して紹介します。

nwm DOTSは、片耳約8 gと軽量なモデルで、3サイズのテールチップで装着感を自分好みに調整可能です。公式ストアで購入した場合は、さらにフィット感を高められるテールフックが付属。耳掛けタイプなので、仰向け寝はもちろん、うつぶせ寝をする方にもおすすめです。
また、PSZ技術に加えて、自分の声だけをクリアに届けられるNTTの特許技術「Magic Focus Voice(マジックフォーカスボイス)」も搭載。就寝前に使うイヤホンとしてだけでなく、日中の通話やオンライン会議などのビジネスシーンでも活用できるでしょう。
▼体験者の声
標準付属のテールチップに加え、公式ストア購入特典のテールフックも付属していたので、自分にぴったりのフィット感に調整できました。仰向け、うつぶせと両方の寝姿勢を試しましたが、ずれることもなく快適です。タッチセンサー搭載なので、音量調整や曲送りも指先一つで行なえて、充実したリラックスタイムを過ごせます。



















オープンイヤー型 完全ワイヤレス 耳スピーカー

nwm GOは、約20 gと軽量かつ柔軟なネックバンド設計のイヤホンです。カラーは、「フォグブラック」「グレイシャーホワイト」「ソイルベージュ」の落ち着いた印象の3色を展開しています。
また、IP55 相当の防塵・防水仕様ということもあり、うつぶせ寝で使うイヤホンとしてはもちろん、ランニングやジムのアクティブシーンでも活躍してくれるでしょう。さらに、ネックバンドは柔軟性に富み、装着時の安定感があるため、パフォーマンスを妨げません。
イヤホン本体には音量調整などを行なえるボタンが備わっており、操作性にも優れています。
▼体験者の声
ネックバンドの柔軟性が高く、重さもわずか約20 gしかないので、とにかく軽い装着感でした。すっきりとした長さのため、うつぶせ寝でネックバンド部分が邪魔になるということもありません。骨伝導方式のネックバンドタイプで感じる側圧などもなく、最後までリラックスした状態で音楽を聴けます。十分な防塵・防水性能があるので、ジムのトレーニングでも大いに活用できそうです。














オープンイヤー型 ネックバンドワイヤレス 耳スピーカー

nwm MBN001は、イヤホン単体のバッテリーの持続時間が、最大20 時間と長いことが特徴です。コードは肌触りがソフトで丈夫なナイロン素材を採用しているので、首周りに自然にフィットします。
基本はうつぶせ寝での使用がおすすめですが、IPX5 相当の防水性能を備えており、突然の雨などにも対応できるので、アウトドアシーンにもおすすめです。


オープンイヤー型 ネックバンドワイヤレス 耳スピーカー
寝ホンは、スムーズに入眠できるメリットがあるものの、密閉するタイプのイヤホンを用いると、耳の蒸れや疲れを招く恐れがあるほか、周囲の音も聞こえません。こうしたリスクを回避し、安心してリラックスタイムを過ごしたい方には、オープンイヤー型イヤホンがおすすめです。
nwm(ヌーム)の「耳スピ」シリーズなら、仰向け寝やうつぶせ寝に使えるだけでなく、日中の多様なシーンでも大いに活用できます。一日を通して快適なリスニング体験をしたいという方は、ぜひ自分に合ったモデルを探してみてはいかがでしょうか。